重症複合免疫不全症(SCID)
- ホーム
- 検査できる内容 - 重症複合免疫不全症(SCID)
重症複合免疫不全症(SCID)ってなに?
重症複合免疫不全症は生まれつきの免疫系の異常により、血液中の免疫にかかわる細胞であるTリンパ球がほとんど存在せず、病原体に対する抗体をつくるBリンパ球も機能しなくなることで、病原体から体を守ることができず感染症を繰り返す病気です。
主な症状 |
・繰り返す肺炎や中耳炎、髄膜炎などの感染症 ・持続する下痢 ・生ワクチン(ロタウイルスワクチンやBCGワクチンなど)による重篤な副反応 ・発育不全 ・皮膚疾患 |
---|
※すべての症状が現れるとは限りません。
具体的な症状
- ・乳児期早期に、肺炎、敗血症、胃腸炎などの重篤な感染症を繰り返すことがあります。
- ・慢性の下痢・呼吸障害のために、体重の増えが悪くなることがあります。
- ・重篤な肺炎や敗血症で発症し、診断が遅れて適切な治療が受けられないまま亡くなられてしまうことがあります。
- ・重症複合免疫不全症の赤ちゃんに、生ワクチン(ロタウイルスワクチン、BCGワクチンなど)を接種してしまうと、命にかかわる重篤な副反応を引き起こす可能性があります。