よくある悩み・質問

よくある悩み・質問について

今までに患者様やご家族から特に多く寄せられた、ご相談や質問をまとめました。

新生児スクリーニングについて

新生児スクリーニングとは何ですか?
病気の中には、生まれてしばらくは元気に見えるけれど、知らずに何もしないでいると、やがて障害が残るような症状がでてくるものがあります。その様な病気を、生まれてすぐに発見する方法の一つが新生児スクリーニング検査です。早く病気を見つけることで、その障害を防いだり軽くしたりすることができます。
新生児スクリーニングは、どのように検査するのでしょうか?
生後4~6日に赤ちゃんのかかとから少量の血液を採血し、それを専用のろ紙に染み込ませます。そのろ紙は検査センターに送られ、そこで様々な病気の検査が行われます。
検査の結果はいつわかりますか?
多くの場合、1か月健診のときにご報告します。もし、再検査や精密検査が必要な場合は、その前に個別にご連絡することがあります。再検査の場合は生まれた産科施設でもう一度同じ検査を行います。要精密検査の場合は、指定の医療機関を受診しさらに詳しい検査が行われます。いずれの場合も、できるだけ早い時期に受診をしてください。
検査異常があった場合は病気と診断されるのですか?
再検査や精密検査が必要となったからと言って必ずしも病気であるとは限りません。スクリーニング検査では、見逃しがないようにするために基準値を通常より厳しく設定しています。また、生まれたばかりの赤ちゃんでは哺乳の進み具合や在胎日数が検査値に影響する場合があります。
スクリーニング検査に費用はかかりますか?
新生児スクリーニング検査の検査料は公費負担により無料となっています(採血料は自己負担です)。しかし、ライソゾーム病や重症複合免疫不全症、脊髄性筋萎縮症などの一部の病気の検査料は試験的な運用を除くと、原則自己負担となります。料金は自治体や病院によって異なります。